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銀盤カレイドスコープ 感想 

カテゴリ:アニメレビュー

バンクーバーオリンピックのフィギュアスケートで日本が銀メダルを取ったのは、記憶に新しいことですね。
今回はそんなフィギュアスケートについて描いたアニメ「銀盤カレイドスコープ」の感想です。
銀盤カレイドスコープ

制作:カラク(アクタス)
監督:高松信司
原作:海原零の同名小説

オープニングテーマ:「Dual/YeLLOW Generation」
エンディングテーマ:「energy/井上麻里奈」
挿入歌:「Way/井上麻里奈」

感想(※ネタバレ有り
端的に言いましょう秀作です。
なかなか、面白い。
まず説明します、このアニメはスポ根ではないことを。
スポーツよりも、ヒューマンドラマを重視していて、幽霊の憑依という画期的な設定を入れていて、普通のスポーツアニメで終わらせていないのです。
タズサにカナダ人の幽霊が憑いていることを、誰もしらないという点もまた良いです。
タズサとピートのみが知る物語を、視聴者の私たちが観るこの形、素晴らしい(笑)

そしてマスコミの描き方が、異常に上手いこと。
ネットでは酷いマスコミのことを、マスゴミなんて言ったりしますが、正しくそれがリアルでした。
全体的な雰囲気は、どこか「カレイドスター」に近い印象でした。

ここまではべた褒めですが、もちろん悪かった点も少なからずありました。
決定的な、作画の乱れが見られたのは、第10話の冒頭のタズサが水を飲むシーン。
明らかに、口が分裂しているように見えます。
1
その他、顔と体の比が可笑しかったりと典型的なものもありましたが、他の作品と比べると少ない方ですね。
10話辺りから、ピートとタズサの恋愛面や100日という短い憑依期間に対する嘆きが描かれていて、感動的です。
ラストもいい終わり方をしました。

会話やギャグなどのヒューマンドラマはとても面白い、しかし肝心なスケートシーンがワンパターンでお粗末になっています。
もう少し、バリエーションがあったら良かったと思うのです。
とはいえ、フィギュアスケートを全く知らない管理人でも楽しめる作品だったので、面白い部類には入るでしょう。

原作小説が最高に面白いらしいので、是非とも読みたいです。
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